ユリイカ2010年8月号

ユリイカ2010年8月号 特集=電子書籍を読む! ユリイカ2010年8月号 特集=電子書籍を読む!
京極 夏彦 佐々木 俊尚 堀江 貴文 桜坂 洋 前田 塁 by G-Tools青土社 2010-07-26
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2010年8月号の『ユリイカ』は、「電子書籍を読む!」という特集が組まれており、作家や研究者などによる様々な論考が収録されていました。
     
興味深いものが多かったのですが、中でも「電子書籍」の台頭によって、「読む」という行為がどのように変質するのか、という論点には考えさせられるものがありました。
     
また、「知」というものが、どういったメディアを通して人々に共有され、それがどのような権力構造を形成してきたかを分析した師茂樹氏による<「公共の記憶」としての電子書籍>や、「一日に一ページしか読めない本」や「ほかの誰かがその本を読んでいるときには読むことができないように制御された、一冊しかない本」といった楽しいアイデアが散りばめられた山田亮太氏による<書物は存在可能か 電子書籍でつくってみたい50の本>といった寄稿も非常に示唆に満ちています。
     
グーテンベルク革命以降において私たちの「知」を支えてきた枠組みが、「電子技術」によって確かに揺らごうとしています。しかしそういった大きな変化に恐れをなすのではなく、知性をもって果敢に適応していこうとするポジティブな姿勢を、今回の『ユリイカ』8月号から読み取ることができたような気がします。

献本サービスサイトの「Reviewplus」

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